● プラグインの使い方 ●

 DiskFolder プラグインは、DiskFolder に圧縮ファイルなどの内容を読ませるための機能拡張ファイルです。DiskFolder 本体と同じ階層にある "DiskFolder Plug-ins" フォルダに入れて DiskFolder を起動すると、追加したプラグインに対応する圧縮ファイルの中身までカタログデータを作成します。プラグインをあまりたくさん使用すると、ディスク読み込みに時間がかかりますので、必要最小限だけ使用するよう心がけて下さい。なお、プラグインは [ファイル-プリファレンス-保存] で指定したメディアに対してのみ有効です。


◆ StuffIt Extractor ◆

StuffIt書庫の内容をリストアップします。但し、セグメント分けされたものは認識しません。
設定項目は特にありません。

◆ CompactPro Extractor ◆

CompactPro書庫の内容をリストアップします。セグメント分けされたものは、最後のファイルに全ての内容が表示されます。
設定項目は特にありません。

◆ DiskDoubler Extractor ◆

DiskDoubler書庫の内容をリストアップします。セグメント分けされたものは認識しません。
設定で「単ファイル圧縮書庫は無視」をチェックしていると、1ファイルしか入っていない書庫(一般にはAutoDoublerのファイルをAutoDoublerが入っていないシステムで見たファイル)は書庫とみなしません。

◆ NowCompress Extractor ◆

NowCompress(Now QuickFiler)書庫の内容をリストアップします。セグメント分けされたものは、最初のファイルに全ての内容が表示されます。
設定項目は特にありません。

◆ PackIt Extractor ◆

PackIt書庫の内容をリストアップします。
設定で「暗号化ファイルを無視」をチェックしていると、暗号化されたファイルはリストアップしません。チェックしていないときは、暗号化ファイルの名前は選択した言語に応じて "Encripted" 又は "暗号化ファイル" となります。

◆ LHA Extractor ◆

LHA(LHarc)書庫の内容をリストアップします。ディレクトリ情報は無視され、全て同一階層のファイルとして処理されます。書庫内のファイルのファイルタイプ・クリエータはDiskFolder本体の保存オプションの「DOS拡張子割り当て」で指定した関係が使用されます。
設定で、「".LZH" 拡張子を常に認識」をチェックしていると、DOSで作られたファイルで正しい(MacLHAの)クリエータやファイルタイプが設定されていないファイルでもLHA書庫とみなして処理を行います。

◆ ZipIt Extractor ◆

ZIP書庫の内容をリストアップします。ディレクトリ情報は無視され、全て同一階層のファイルとして処理されます。原則として書庫内のファイルのファイルタイプ・クリエータはDiskFolder本体の保存オプションの「DOS拡張子割り当て」で指定した関係が使用されます。但し、テキストファイルとして保存されたデータは全て mdos/TEXT になります。
設定で、「".ZIP" 拡張子を常に認識」をチェックしていると、DOSで作られたファイルで正しい(ZipItの)クリエータやファイルタイプが設定されていないファイルでもZIP書庫とみなして処理を行います。

◆ DiskImage Extractor ◆

DiskCopyやShrinkWrapなどで作成したディスクイメージファイルの内容をリストアップします。サポートしているのは 2DD と 2HD のフロッピーディスクイメージだけです。
設定で、「独立したディスクとして保存」をチェックしておくと、圧縮書庫の扱いではなく、通常のディスク(常にフロッピーになる)をディスクイメージファイルが入っているディスクと同じディスクフォルダに作成します。既にデータベースに同一ディスクが存在している場合、古いディスクであれば上書きをします。DiskFolderは一つのディスクで32767ファイルまでしか情報を保存できません。ディスクイメージファイルを大量に集めたMOなどを読ませるときは、「独立したディスクとして保存」をチェックしておいて下さい。なお、ディスクイメージファイルが入っているディスクと、ディスクイメージファイル内のディスクの名称が一致している場合には、自分自身のカタログとみなし、情報の保存は行いません。

◆ OnLocation Extractor ◆

OnLocationのデータファイルの内容をリストアップします。
設定で、「独立したディスクとして保存」をチェックしておくと、圧縮書庫の扱いではなく、通常のディスク(大容量のものはCD-ROM, そうでないときはフロッピーになる)をOnLocationデータファイルが入っているディスクと同じディスクフォルダに作成します。既にデータベースに同一ディスクが存在している場合、古いディスクであれば上書きをします。DiskFolderは一つのディスクで32767ファイルまでしか情報を保存できません。OnLocationファイルを大量に集めたMOなどを読ませるときは、「独立したディスクとして保存」をチェックしておいて下さい。なお、OnLocationファイルが入っているディスクと、OnLocationファイル内のディスクの名称が一致している場合には、自分自身のカタログとみなし、情報の保存は行いません。

◆ Suitcase Extractor ◆

フォント及びシステムスーツケースに含まれるフォント・サウンド・キー配列・Fキーをリストアップします。
設定で「システムファイルを常に認識」をチェックしているとシステムスーツケースを読みに行きますが、チェックしていないときはフォントスーツケースのみが対象となります。


● DiskFolder プラグインの開発キット ●

 DiskFolder プラグイン開発キットを使うことで、自作プラグインを DiskFolder へ組み込むことが可能です。プラグイン開発キットは DiskFolder 本体とは別パッケージで配布しています。ネットワーク上や CD-ROM に見あたらないときは、作者までご連絡下さい。プラグイン開発キットは Hit-C Soft House Home Page にも登録されています。
 なお、DiskFolder 2.1 以降はそれ以前(1.5/2.0)とはプラグインの仕様が変わっています。必ず2.1以降に対応したプラグイン開発キットを使用して下さい。旧版からの移植作業はできるだけ簡単になるよう設計しています。